【弁理士監修】IECとは?ISO・JISとの関係性についてわかりやすく解説
標準化を目的として、世界規模でさまざまな規格が制定されています。たくさんのモノや技術に溢れている現在においては、モノや技術のやりとりを円滑に行うために、規格も分野ごとに細分化されています。
標準化を目的として、世界規模でさまざまな規格が制定されています。たくさんのモノや技術に溢れている現在においては、モノや技術のやりとりを円滑に行うために、規格も分野ごとに細分化されています。
日常生活において、しばしば耳にする「基準」「標準」という言葉。さまざまなビジネスにおいて欠かせない重要な言葉でもあります。「判断のよりどころとするものや、比較のもとにするもの」という点では一致していますが、それぞれどのような点で違いがあるのでしょうか?
JIS(日本産業規格)は日本で最もなじみ深い規格です。JISマークを目にしたことがある人も多いかと思います。この規格の制定に深く関わっているのがJSA(日本規格協会)です。誕生から70年以上もの間、我が国の規格開発を牽引しています。
産業の発展に欠かせない「標準化」。国際基準に則って広く展開していくものもあれば、意図を持って日本国内独自の基準にこだわり、その製法や形状を守り抜くことでブランド価値を高めているものもあります。
標準規格で有名なものといえば、国際規格であるISO(International Organization for Standardization)、国家規格であるJIS(Japanese Industrial Standards)などを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
鉱工業品をはじめとした製造業にとどまらず、近年では法改正によりデータ・サービス分野も規格の対象となったJIS(日本産業規格/Japanese Industrial Standards)。
暮らしに欠かせない電化製品や自動車、衣服の素材や自宅・職場・公共施設などの建物を構成する建材。私たちは、日々の生活を営むにあたってさまざまな道具や設備を利用しています。そして、これらは国で定められたルールに合格し、安全性を保証されて私たちの身近なところにやってくるのです。
電化製品や日用品など、私たちが日常的に使用している道具や機械の中には、「JISマーク」が表示されている製品がたくさんあります。「JISマーク」とは、日本国内における技術の標準化を行うにあたり、基準となる「JIS規格」に認証された製品に対して表示が認められているマークです。